今か今かと待っていた人も多いのでは!遂にルポールのドラァグレース シーズン12がNetflixで放送開始されました!そんな中私は、最近BLACK LIVES MATTERの動きを追ってばかりいたせいで、放送開始されていたことに全く気付かず…
ですがNetflix放送開始記念でシーズン12出演クイーン全員の紹介をしてみました。ドラァグレースに関係ないことを中心に、出来るだけネタバレ的なことは書かないようにしましたが、若干含んでいる点もあるので 気になる方は読まないことをオススメします♡
ルポールのドラァグレース シーズン12出演クイーン
Rock M. Sakura(ロック・エム・サクラ)
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フィリピンとベトナムをバックグラウンドに持つロック。アニメとJ-POP好きなのは予告で話していましたが、以前インスタライブで「一番好きなアーティストはperfume」と発言していました。きゃりーぱみゅぱみゅも大好きだそう。でしょうね!(笑)ドラァグネームの由来はロックの大好きなアニメと、”Rock 'Em Sock 'Em Robots”という格闘玩具から。
スナッチゲームでは、今アメリカで大活躍中の片付けコンサルタント、こんまりをやろうと考えていたんだとか(笑)ロックのインスタは見ていて元気を貰えるのでオススメですよ。
Nicky Doll(ニッキー・ドール)
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ルポールのドラァグレース初のフランス出身クイーンのニッキー。VOGUE PARISのインタビューも受けています。名前の由来はNicki Minaj(ニッキー・ミナージュ)から”ニッキー”を、”ドール”は日によって彼女のパーソナリティが違うため、名前に少し多用途性を求めて付けたとのこと。ニッキーは自身を90年代の実物大の人形だと述べています。
エピソード3でAriana Grande(アリアナ・グランデ)の曲をリップシンクした後、アリアナからフォローされ始めたニッキー。ちなみにアリアナはシーズン12内では他に、ジジ、ジャッキー、ジェイダ、ジャン、ダリアもフォローしています。
ニッキーがスナッチゲームで演じる予定だったのは、フランス革命で処刑されたMarie Antoinette(マリー・アントワネット)。
宇多田ヒカルファンを公言していて、SNSもフォローしているニッキー。以前はインスタのストーリーズで宇多田ヒカルを「My Queen」だと表していました。また、新宿二丁目で隔月で開催されているイベント、fancyHIMや、日本のドラァグクイーンをフォローしていたりと、色んな面でニッキーの日本好きが垣間見れます。
Gigi Goode(ジジ・グゥッド)
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シーズン12のキャストの中で最年少のジジ。撮影当時は21歳でした。18歳の時、ギャグでドラァグレースのオーディションを受けてみたそう(※ドラァグレース出演可能なのは20歳以上のみ)。ジジにゲイカルチャーのこと、ルポールについて教えてくれたのはジジの叔父さん。パフォーマンスを始めた当初のジジのアイコンは意外にもラッパーのIggy Azalea(イギー・アゼリア)だったとか。
ドラァグレース撮影中にジェンダーフルイド*1であることを告白したジジ。「ずっと自分は男なのか女なのか、こんがらがっていた。」と述べています。
”Werq The World”*2に、自身の出演シーズンが放送中であるにもかかわらず出演した唯一のクイーン。”Werq The World”ではないですが、来年1月にヨーロッパ単独ツアーが開催される予定です。
*1 明確にジェンダー定義をせず、その時々によってさまざまな性別を行き来する考え方のこと。その日の状況や心理状態によって柔軟に変化する
*2 2017年に始まった、”ルポールのドラァグレース”出演ドラァグクイーンたちによる世界ツアー。新型コロナウィルスの影響で、ライブ配信版が新しくスタート。
Aiden Zhane(エイデン・ゼイン)
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何故だかシーズン12の中でただ一人だけ(※事件を起こしたシェリー・パイを除く)、Instagramの認証バッジを付けてもらえないエイデン。他のクイーンたちやファンがインスタ側にメッセージを送っても、何故か頑なに認証バッジを付けてくれないインスタ…謎。
スナッチゲームでは、らしいキャラのチョイスで周りを凍りつかせたエイデン。Aileen Wuornos(アイリーン・ウォーノス)は、2年の間に7人を殺害した殺人鬼で、Charlize Theron(シャーリーズ・セロン)が主演を務めて映画化もされました。ちなみにシャーリーズはこの役でアカデミー主演女優賞を受賞しています。
そんなエイデン、7/9にデビューシングルをリリースします。これがまたエイデンらしいホラーなアートワークなので是非SNSをチェックしてみて下さい!
Sherry Pie(シェリー・パイ)
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ルポールのドラァグレース史上、失格になった二人目のクイーン。詳しくはコチラの記事。劇団俳優かのようなオーバーリアクションと表情がいちいち面白く、見せ方が上手なシェリー。
シーズン12内でシェリーが着用しているランウェイルックの大半は、NYのデザイナーFlorence D'Leeによるものです。
写真家のヨシダナギさんがNYとパリのドラァグクイーンを撮影した作品集、”DRAG QUEEN – No Light, No Queen -”に、シェリーも登場しています。
※楽天とYahoo!に飛ぶと「商品が見つかりません」と出ますが、「ヨシダナギ DRAGQUEEN」と検索すると表示されます
Brita(ブリタ)
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普段はブリタ・フィルターという名前で活動していますが、シーズン12への出演の際は”ブリタ”に変えた模様。南太平洋に浮かぶ島国、トンガをバックグラウンドに持つ彼女は 大きな口がチャームポイントで、時々他のクイーンたちから弄られることも。
主に(というかほとんど)エイデンに対する意地悪とも取れる言動のせいで、ヘイターからのネット攻撃が凄く、SNSを休止するまでに至ったブリタ。数週間でSNS上に戻ってきましたが、中には殺害予告もあったりとかなり激しかったよう。
Jan(ジャン)
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イタリアをバックグラウンドに持つジャン。ルポールのドラァグレースには“ジャン”のドラァグネームで出演していますが、普段はJan Sport(ジャン・スポート)として活動しています。アウトドアバッグブランド、JanSportと同じ名前ですね。この名前にしたのはただ面白いだけじゃなく、ホッケーやサッカーなど、スポーツ好きのジャンを映す名前だったからだそう。
Jan's Jukeboxという、曲のカバーシリーズをYouTubeとインスタで公開していて、シーズン12を通して仲良くなったジャッキーとも、Jennifer Lopez(ジェニファー・ロペス)の”On The Floor”をコラボしています。ちなみにこの二人、来年4月にオーストラリアツアーを開催予定。ジャンは来年3月に単独でヨーロッパツアーが開催される予定です。
Jackie Cox(ジャッキー・コックス)
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中東イランをバックグラウンドに持つジャッキーの出身はカナダ。シーズン1のCrystal(クリスタル)と、シーズン11のBrooke Lynn Hytes (ブルック・リン・ハイツ)に次ぐ3人目のカナダ出身クイーンです。
シーズン12出演者の中では最年長で、時々「ジャッキーおじさん」と呼ばれることも。彼女のドラァグネームは、ジャッキーとジャッキーの親友が、ミュージカルに出てくるキャラクターをイメージして付けたそう。
ジャッキーは来年1〜2月にかけてLANDON CIDER(ランドン・サイダー)とUK、アイルランドツアーを、ジャンと4月にオーストラリアツアーをまわる予定です。
Widow Von'Du(ウィドウ・ヴォンドュ)
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ある日TV番組を見ていた時、ブラック・ウィドウ(という名前の蜘蛛)が出てきて、どれほど黒いか、また、いかに恐ろしい生物かを知って、ドラァグネームに使ったそう。ラストネームは、彫師、モデル、TVのパーソナリティなど様々な顔を持つKat Von D(キャット・ヴォン・D)と、ミュージシャンのErykah Badu(エリカ・バドゥ)から。
エピソード6の中で家庭内暴力について告白していますが、その経験があったからこそ、スナッチゲームで選んだキャラクターは、同じく家庭内暴力を受けていた歌手のTina Turner(ティナ・ターナー)でした。Chaka Khan(チャカ・カーン)の大ファンで、偶然にもチャカ・カーンがゲスト審査員の回でリップシンクバトルに勝利しました。
Heidi N Closet(ハイディ・エン・クローゼット)
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Rihanna(リアーナ)がシーズン12のキャストの中で唯一フォローしているクイーンがハイディ。ドラァグレース出演発表前はインスタフォロワー500人ほどと、他のメンバーと比べると認知度が低かったハイディですが、今では51万フォロワー越え(※インスタの場合)で今シーズン内4位の人気に。ドラァグレース出演前は、ガソリンスタンドでの仕事で年間$9,000程しか収入がなかったそうですが、ここでチャンスを掴んだことによってハイディの目指す未来が開けました。
”Planet of the Capes”ランウェイで着用したキャットスーツは、道端に落ちていたカーテンから作ったもの。”Black Wedding”ランウェイで、ハイディはヴェールを持っていなかったため、カップにレースの付いているブラを使用しました。
今年11月に、単独でUKとアイルランドツアーが開催予定です。
Crystal Methyd(クリスタル・メスィッド)
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シーズン11のオーディションも受けていたクリスタル。ハーフメキシカンですが、スペイン語は理解できるけれど、話せないんだとか。今は実践していないようですが、以前はベジタリアンでした。
クリスタルの胸に入っているタトゥーは、アラビア語で”One Direction”という意味。
ドラァグメイクをしていない時のクリスタルの個性的な髪型のおかげで、ルポールからシンガーのEl DeBarge(エル・デバージ)に似ていると言われています。クリスタルはよく彼について知らなかったようですが、「スナッチゲームでエル・デバージを演じるべき!」と提案されたそう。ジジと付き合っているという噂がずっと出ていますが、明言は避けています。
毎月最終土曜日には他に3人のクイーンと共に”Get Dusted”というイベントを主催しています。
Dahlia Sin(ダリア・シン)
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ドラァグネームには、ダーク・ビューティー(影のある美しさ)な自分の姿に合う名前を付けたかったダリア。”ダリア”はブラック・ダリア事件から、”シン”はseven deadly sins(七つの大罪の意)から。
ダリアには一卵性双生児の兄弟がいて、彼もゲイです。エピソード3でAriana Grande(アリアナ・グランデ)の曲をリップシンクした後、アリアナからフォローされ始めたダリア。ちなみにアリアナは他に、ジジ、ジャッキー、ジェイダ、ジャン、ニッキーもフォローしています。
ダリアがスナッチゲームで演じる予定だったのは、メイクアップアーティストでJeffree Star Cosmetics創設者でもあるJeffree Star(ジェフリー・スター)。
Jaida Essence Hall(ジェイダ・エッセンス・ホール)
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シーズン7のオーディションも受けていたジェイダ。”ジェイダ”という名前は、彼女が初めてドラァグをした時に友人が付けたもの。”エッセンス”は、彼氏がジェイダに言った「the essence of beauty(美の真髄)」という言葉から。”ホール”は彼女のドラァグマザー、Tajma Hall(タージマ・ホール)から。
ドラァグレース内では、ほぼ全ての衣装のデザインと制作を彼女が手掛け、ジェイダの彼氏がアクセサリーの制作をしています。プロモーション用の星条旗イメージのドレスは、撮影に向かう2日前に方向性を変えて制作したものなんだとか。個人的に意外と思ったのは、パフォーマンスする時のお気に入りソングがKE$HAのDie youngなところ。
理由は詳しく分かりませんが、シーズン12の準備期間が他の出演者より1週間少なかったそう。ジェイダは来年2月にヨーロッパツアーを控えています。
みんなそれぞれ個性的でステキなクイーンたち!今後も応援したいですね。
シーズン12に関連する記事はコチラもどうぞ。まだフィナーレまで見ていない人はネタバレ注意ですよ。